米、アストラゼネカの新型コロナ抗体医薬調達を拡大へ

米政府は英アストラゼネカの抗体をベースとする新型コロナウイルス治療薬の調達契約を修正し、購入量を最大50万回分、金額にして2億0500万ドル相当拡大した。アストラゼネカが16日、明らかにした。

米政府は昨年10月、「モノクローナル抗体」を2種類組み合わせたアストラゼネカの抗体カクテル医薬品候補「AZD7442」20万回分の調達契約を締結した。

AZD7442は現在後期治験中。アストラゼネカによると、新たな合意は米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可取得が条件。50万回分追加された場合、契約額は7億2600万ドルとなる。

※一般的にモノクローナル抗体は、抗体を作り出すB細胞と、無限に増え続ける能力を持った特殊な細胞(ミエローマ細胞)を融合した細胞(ハイブリドーマ)から作られます。がん細胞を例にあげると、もし、「がん細胞の特定の目印に結合するモノクローナル抗体だけを大量に作ることができれば、がん細胞だけをやっつけることができる抗体医薬品を作ることができる」と考えられました。しかし、B細胞には寿命があるため、1種類のモノクローナル抗体を大量に作り出すのは困難でした。
そこで、「無限に増え続ける能力を持つ細胞の性質を、B細胞に持たせることはできないか」と考え、B細胞と無限に増え続ける能力を持つ細胞を融合させた細胞を作ることに成功し、モノクローナル抗体を大量に作ることができるようになりました。