英アストラゼネカ、米アレクシオンを買収

英国の製薬大手、アストラゼネカは米国の製薬会社アレクシオン・ファーマシューティカルを390億ドルで買収することで合意したと発表した。この買収により、急成長しているがん治療薬分野から難治性疾患や免疫学の分野に事業を拡大する。 今回の買収はアストラゼネカとしては過去最大規模。パスカル・ソリオット同社最高経営責任者(CEO)は声明で「(この買収で)これまで対応できていなかった新しい分野で疾病、医師、患者への対応が可能になる。免疫の分野で我々の開発を加速できる極めて大きな機会になる」と語った。 買収はアレクシオン1株に対し、現金60ドルと株式交換(英上場株か米預託証券)約115ドルで行う。合計額は1株当たり175ドルとなり、アレクシオンの11日終値121ドルを上回る水準となる。 アストラゼネカは新型コロナウイルスに対するワクチンの開発競争で、当初は世界の先頭を走っていたが、その後、ファイザービオンテック連合やモデルナに後れを取る状況になっている。 ソリオット氏はワクチン開発の状況について、治験での良好な結果を踏まえ、今後6週間のうちに米国当局に承認を申請する見通しであることを明らかにした。