2050年に「脱炭素」をめざす 発電最大手のJERA

東京電力グループと中部電力が折半出資する国内最大の発電会社のJERA(ジェラ)は13日、国内外の事業で排出する二酸化炭素(CO2)の実質ゼロを2050年までにめざすと発表した。旧式の非効率な石炭火力発電所は30年までにすべて停廃止し、高効率タイプもアンモニアを混ぜる実証事業を碧南火力発電所(愛知県)で進める。40年代にはアンモニアだけを燃やす発電所に切り替えていく。

 主力の液化天然ガス(LNG)火力は、30年代に水素を混ぜて燃やす方式で本格運用を始め、50年までにその割合を増やす。50年代に入ってもなお使う化石燃料分は、CO2の回収・貯留や再利用技術などを使って埋め合わせするという。

 JERAは国内電力の約3割を発電しており、「脱炭素」への本格的な取り組みは、ほかのエネルギー企業や国の政策にも影響を与えそうだ。