米軍の南シナ海攻撃懸念 官製メディア「危険性高まる」

米中両国が相手国にある互いの総領事館を閉鎖させるなど対立が深まる中、29日付の共産党機関紙・人民日報系の環球時報英語版は「南シナ海で軍事衝突の危険性が高まっている」という分析を伝えた。

 中国軍をけん制するため米軍が南シナ海で軍事演習を実施し緊張が高まっており、中国が埋め立てた南シナ海の人工島を「米軍が攻撃するのではないか」という臆測も広がっている。

 北京のシンクタンクによると、米軍機が7月中旬以降、頻繁に南シナ海や中国周辺を飛行している。26日には米軍の哨戒機P8Aが福建省の領海まで約76キロの地点に接近した。中国外務省の汪文斌副報道局長は28日の記者会見で「今年前半、米軍機は南シナ海で2000回以上の活動を行った」と述べた。