【ミャンマー】堤防決壊

ミャンマー第2の都市を管轄するマンダレー市開発委員会(MCDC)は、19日にエヤワディ(イラワジ)川の堤防の一部が決壊した理由について、付近で中国企業が開発中の水処理施設の工事現場から川の水が侵入したと明らかにした。電子メディアのイラワジが伝えた。

 工事現場は、マンダレー管区アマラプラ郡区の堤防が決壊した箇所から15メートルほどのところにある。中国能源建設集団(CEEC)とエンジニアリング会社CNOODアジアの中国企業2社が、2018年7月から水処理施設の建設を進めていた。

 周辺の掘削工事によって堤防の強度が弱っていた上、水処理施設の配管近くにあった穴から川の水が侵入し、堤防が決壊したもようだ。工事は、雨期による大雨や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中断されていた。

 堤防の決壊を受けてCEECとCNOODアジアは、被害の補償について当局と協議を進めているという。

 MCDCの担当者は、原因はあくまでも予備調査によって判明したものであり、今後詳しい調査を実施する必要があると説明した。

 マンダレーのイェ・モン副市長は、雨期による大雨で川の水位が危険なレベルに達しているとして、堤防の修復作業を早急に行うと強調。堤防の決壊による浸水被害を受けて、アマラプラでは1万2,000人以上の住民が避難を余儀なくされている。