原油先物4%超下落、米中間の緊張激化懸念

米国時間の原油先物は下落。中国政府による香港の「国家安全法」制定方針を巡り米中間の緊張激化が懸念されたほか、主要産油国の協調減産に関して投資家は懐疑的に見ているという。

ロシア大統領府は27日、プーチン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が電話会談を行い、原油の協調減産で一段の「緊密な調整」を実施することで合意したと発表した。

プライス・フューチャーズ・グループのシニアアナリスト、フィル・フリン氏は「素晴らしいように見えるが、市場は減産の有無や規模、期間など詳細が分かるまで材料視しないだろう」と述べた。

清算値は、北海ブレント先物<LCOc1>は1.65ドル(4.6%)安の1バレル=34.52ドル。米WTI原油先物<CLc1>は1.54ドル(4.5%)安の32.81ドル。

一方、米中間の緊張も増している。関係筋は27日、米トランプ政権が香港からの輸入品に適用している優遇関税措置の停止を検討していると明らかにした。中国政府が香港統制を強化する「国家安全法」を制定する方針を踏まえた対応という。