仏英伊ベルギー、抗マラリア薬の使用・試験停止

フランスやイタリア、英国、ベルギーで、新型コロナウイルス感染症治療で抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の使用停止に向けた動きが強まっている。

ヒドロキシクロロキンを巡っては、トランプ米大統領が新型コロナ治療に有望として推奨してきたものの、ここにきて安全性が懸念されている。

フランスは27日、病院でのヒドロキシクロロキン投与を認可する法令を撤回した。

イタリアではヒドロキシクロロキンの臨床試験の承認が差し止めとなり、英規制当局はオックスフォード大学主導で実施されていた試験を停止したと発表した。

ベルギー当局も、進行中の臨床試験を除き、新型コロナ感染症治療で同薬を使用しないよう警告した。

世界保健機関(WHO)も今週に入り、安全検査委員会がデータの検証を終えるまで、同薬の試験を一時停止する方針を示しているほか、医学誌ランセットは先週、ヒドロキシクロロキンが患者の死亡リスク増大と関連があるという研究報告書を発表した。