カナダ首相、中国を批判

カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は21日、中国におけるカナダ人2人の拘束と、カナダにおける中国企業幹部の逮捕を中国側が結び付けて考えていることは、中国が独立した司法の意味を理解していないことを意味すると述べて、中国を批判した。

 

中国は2018年12月、元外交官のマイケル・コブリグ(Michael Kovrig)氏と、実業家マイケル・スペーバー(Michael Spavor)氏を拘束。

この9日前に、米国の要請を受けたカナダ当局が、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の孟晩舟(Meng Wanzhou)最高財務責任者(CFO)をバンクーバー(Vancouver)で逮捕していた。

トルドー首相は「われわれは当初から、中国当局が両件を結び付ける様子を見てきた」と指摘。

「カナダには、政治家らの介入やじゅうりんがなくとも機能する、独立した司法制度がある。同じようにいかない中国は、それを理解していないようだ」と述べた。

トルドー氏は、中国による両件の関連付けを「憂慮する」と述べるとともに、拘束されている2人の解放に向け圧力をかけ続けていくと明言した。

両件をめぐり、カナダは中国の「恣意(しい)的な拘束」と人質外交を非難し、中国は貿易制裁などでこれに応酬。両国関係は過去最悪の危機を迎えている。