原油先物が3月以来の高値、米在庫減と協調減産が奏功

米国時間の原油先物は約1%上昇し、3月以来の高値を付けた。新型コロナウイルス感染拡大抑止策が緩和され、原油需要が徐々に回復する中、米原油在庫の減少のほか、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産が押し上げ要因になっている。

清算値は、北海ブレント先物<LCOc1>が0.34ドル(1%)高の1バレル=36.09ドル、米WTI原油先物<CLc1>が0.43ドル(1.28%)高の33.92ドル。

リッターブッシュ・アンド・アソシエーツ(イリノイ州)のプレジデント、ジム・リッターブッシュ氏は「原油先物は上昇し、米シェールオイル生産の減少が緩和する水準に近づいている」と述べた。

OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は急激な原油安と新型コロナウイルス感染拡大による需要減に対応するため、過去最大規模となる日量970万バレルの協調減産で合意。今月1日から開始し、これまでのところ日量600万バレル程度の減産を実施した。