コロナ恐慌で米国の失業者2500万人突破 抗マラリア薬のむトランプ大統領「地滑り的惨敗」

イギリスの民間マクロ経済調査会社オックスフォード・エコノミクスは11月に迫るアメリカの大統領選について「景気の失速で現職のドナルド・トランプ米大統領は得票数で負ける。投票率と新型コロナウイルス・パンデミックの進展がカギを握る」とツイート。

同社の報告書では新型コロナウイルス対策の都市封鎖で失業率が上昇しているため、トランプ大統領の得票率予測を再選に成功する55%から地滑り的惨敗を意味する35%まで引き下げました。「経済的な奇跡」が起こらない限り、再選は逆立ちしても無理な状況です。
報告書は「経済は依然として1930年代の大恐慌よりも悪い状態にある」「世界金融危機の最悪期を上回る失業率、パンデミック前の水準を6%近く下回る世帯収入、一時的なデフレはトランプ大統領にとって経済上の克服できない障害となる」と指摘しています。

トランプ大統領が大統領選で民主党候補指名を確実にするジョー・バイデン前副大統領を逆転するには、新型コロナウイルスのワクチンや特効薬が開発され、都市封鎖や社会的距離などの公衆衛生的介入措置が解除されることが絶対条件です。
トランプ大統領はこれまで新型コロナウイルスに効くと主張してきた抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンについて今月18日「自分は数週間にわたって予防薬として飲んでいる。良い話をたくさん聞いた。第一線の労働者がそれを服用していることに驚くだろう」と発言しました。

新型コロナウイルス感染症治療のためヒドロキシクロロキンが投与された症例から不整脈、心停止、突然死といった生命に関わる副作用の報告が相次いでおり、米食品医薬品局(FDA)も病院外で使用しないよう注意を呼びかけています。
米生物医学先端研究開発局(BARDA)局長としてワクチン開発を担当していたリック・ブライト氏はまだ新型コロナウイルス感染症の治療薬として効果も安全性も試されていないヒドロキシクロロキンを万能薬としてオンラインで販売できるようトランプ政権から求められたそうです。
それを拒否したところ左遷されてしまいました。ブライト氏は声明を発表し「ヒドロキシクロロキンは病院で医師の診断を受けて使用しなければならない」と強調。

トランプ大統領の発言は末期的で、もはや狂気と言うしかありません。しかしワクチンや特効薬が出てくれば風向きは一気に逆転する可能性は残されています。