豪経済、先行きは異例なほど不透明

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のロウ総裁は21日、豪経済は1930年代以来の深刻かつ急激な経済縮小に見舞われているとし、新型コロナウイルスの流行により先行きは異例なほど不透明だとの認識を示した。

経済への打撃を和らげるため、中銀は3月の臨時理事会で政策金利を0.25%に引き下げ、無制限の量的緩和(QE)に乗り出した。豪政府も1300億豪ドル(851億2000万米ドル)の賃金補助制度など財政措置を打ち出している。

ロウ総裁はオンラインのパネルディスカッションの冒頭で、「こうした取り組みにもかかわらず、先行きは依然として異例なほど不透明だ」と述べた。

また「明らかな不確定要因の1つは、さまざまな制限措置が緩和されるペースだ。もう1つの不確定要因は、健康と金銭面の双方の先行きに対する人々の確信の度合いだ」と指摘した。